ぐーるぐる

世界が回る。
貧血か？元々血が薄いって言われてたけども……。
今日は酷いな
ジッとしてるぶんには平気だけど

今日は朝方が凄く寒かったので、しかも雨予報だったし…暖かめのカッコしていったら…あれ？
お天気ですよ？
上着は必要なかったな（苦笑）


一夜明けて。

 

呪文を唱えて、扉をあけると懐かしい世界が広がる
私の生まれた場所
知らせてもいないのに、家の前には両親の姿。

優しい笑い顔に泣きそうになるけど堪えて笑う。
きっと両親にはそんな作り笑いはばれちゃうんだろうけど……。

「おかえり」

「……ただいま。」

＊＊＊＊＊

一夜明けて、学校に行かなくてもいい私は部屋でボーっとしながら過ごす。
今頃みんなは授業かな？
なんて考えながら窓から空を見上げて。


みんなと一緒にずっといられたらって思ってた。


「お腹空いたな」
教師をしている両親は、今家にはいない……一人で食事を取る。

でも、知らない人たちの声が怖かったずっと。

「今日は何して過ごそうかな」なんて呟いて……。
一日が過ぎていく

怖くて怖くなって逃げてきた……ここへ。
後悔の言葉が頭をよぎる。
会いたいと思ってしまう